「そんな大袈裟な(笑)」なことではない出来事
突然ですが、昨年の春頃にPENGUIN RESEARCH(以下ぺんぎんさんと記す)というバンドにハマりました。
某音楽動画サイトをサーフィンするのが趣味なので、とくに何も考えず聞いていました。
そして流れるぺんぎんさんの曲、『SUPERCHARGER』。
【PENGUIN RESEARCH】SUPERCHARGER MV
・・・・・。
え!!!!!!!!!????????最高かな!!!!!!!!!!????????
曲調といい、歌詞といい、歌声といい、映像の撮り方といいすべてにおいて「好き」ってなったのを今でも覚えています。
「そんな大袈裟な(笑)」と言われるかもしれませんが、体に衝撃が走ったかんじ。
漫画とかで顔がドアップになって迫力線とか雷落ちたみたいな描写される、あのかんじです。
元々音楽は好きです。幼少期から祖父母の影響で演歌、歌謡曲、父母の影響でロック、J-POP、クラシック、自らの趣味のアニソン、声優アーティスト、バンド、ボカロなどなど。わりと音楽の幅広めに聞き今の好き音楽性が築かれました。
わたしのことはどうでもいいんです。
とにかくこのPENGUIN RESEARCHさんの曲を聞いてくれ!!!って話なんです。
まずは上記のMV見ていただけました?
ギターの音、めちゃくちゃエモくないですか……っ!!
ベースの音を耳が認識しているの最高じゃないですか……っ!!
キーボードってこんな音で高まらせてくれるんですか……っ!!
ドラムの音が良すぎて眩暈がしてこないですか……っ!!
そして。
ボーカルの声が最高に最高に好きっ………!!!!!!!!!!!
基本的に好きになるバンドはまずボーカルの声に聞き惚れるところから始まるのですが、ぺんぎんさんというバンドは一瞬でわたしの「音楽の好きツボ」をついてきました。
鍼灸師もびっくりの効き目。おかげでなんか元気。毎日聞いてるもん。
音楽は人の心を左右します。聞いていて泣けたりするのは脳が心が揺さぶれているからだ!その音楽が自分に刺さっているのだ!至福!
TVアニメ『デュラララ!!×2 結』ED主題歌『ジョーカーに宜しく』、TVアニメ『ReLIFE』OP主題歌『ボタン』、TVアニメ『マギ シンドバッドの冒険』OP主題歌『スポットライト』など、2016年にメジャーデビューをし、アニメタイアップを3作品も手掛けているんだ!!すごーーーい!!!
この3曲それぞれの味が出ているから本当に聞いて。かっこいいごりごりサウンドからあったかくてやさしいバファリンみたいなサウンドまであるんだ、ぺんぎんさんの曲には。
たまたま偶然聞いた曲でハマる、なんてことはきっと誰にでもあることなんだと思います。ただその当時のわたしはプライベートでの辛さからただなんとなくオタクとOLをやってる、みたいなところがありました。とにかく金遣いが荒い、ネガティブが限界突破してきた、生きるの辛いけど死ぬ勇気もない。
でもそんなときに出会ったのがPENGUIN RESEARCHさんだったんです。
曲が好きってだけでなく、メンバーのBa&Copである堀江晶太さんが綴る歌詞がすっごい刺さるんです。なんだか救ってくれるかんじ。
応援ソングとはまた違う、何の取り柄もないわたしでも肯定してくれるような曲、歌詞。少年漫画の主人公がぜってー諦めねぇからな!という熱い気持ち。ぶつかって落ち込んで傷付いても良いよって言ってくれているような。そのときのメンタル状態に深く突き刺さったんですよね。だから一方的に、
「PENGUIN RESEARCHさんの曲に、歌に、音に救われた」
と声を大にして言いたいんです。
ライブ会場に足を運んで生の音を体感して行く度に好きになる。もっと聞きたいってなる。そして何よりめちゃくちゃライブが楽しい。
飛び跳ねたり頭振ったり手上げたり声出したり、ネガティブ人見知りコミュ障のわたしが「いまめっちゃ笑顔だわたし!」って分かるくらいの楽しさ。本当に楽しくて毎回毎回ライブのロスが酷いんです。戻れない。仕事集中できない。(仕事して)
好きだし応援もしてるけどこんな自分が接近戦なんてしても話せることがない…というネガティブな感情を抱きつつも、2018年1月10日に発売した『近日公開第二章』のサイン会に参加しました。待機列でめちゃくちゃ吐きそうな顔してて、整理券手汗でぐっしゃぐしゃになってスタッフさんに渡しました。
しかもいちばん初めに座ってるのVo.の生田鷹司さんじゃないですかー!!(ここで思考が止まる)
何を思ったか開口一番「発売おめでとうございます!ところでハンバーグの味なにが好きですか!?」って言ってた。いや、死にてぇ。
でもそんな支離滅裂な問いかけにも「ありがとー!んーっとね、デミグラス!デミグラスが一番好き!」って答えてくれたよーじさんは天界の人だった。優しい。バファリンの擬人化かな?
言い忘れましたが、Vo.の生田鷹司さんべらぼうに歌が上手い。ぺんぎんさんの曲は難しいとメンバー内でも定評があり、そんな楽曲を歌い上げるよーじさんの歌唱力、センス、笑顔、すべてが輝いている。ライブ中の笑顔がまぶしすぎて太陽みたい。元気が出る。本当に元気を与えてくれる人だなって思ってる。救われている。(もうやめます)
こんな気持ち悪いオタクに笑顔で答えてくれるんだよ…。それでいてめちゃくちゃコアなゲーマーなんだよ……。・・・推せる。
しかも声優さんもやってらっしゃるんです!すごい!!(詳しくはご本人のTwitterをチェケラ)
気持ち悪いオタクの語りが出てしまいましたが、この「いい年」になって人生救われたというバンドに会えたんです。
それなりの年数を生き、それなりに挫折をしてきて、自分ではものすごく痛くて辛くて未だに癒えてないものもあります。でもそれを一瞬でも忘れさせてくれる存在に出会えた奇跡。人生捨てたものではないのかなぁ。
ぺんぎんさんの曲で『千載一遇きたりて好機』という曲があるのですが、歌詞の中に
こんな散々な人生も悪くないさ
楽しくなんて無いが 生き甲斐ばっか転がってんだ
というフレーズがあります。「その通りだなぁ」と思いました。
日々会社と長屋を行き来し、5日間社内営業をし、理不尽な怒りと仕事に耐える。その道を選んだのは自分だけど、楽しくねぇわってなっていました。若いって言われてもなんかもういろいろしんどいって思ってしまって。でもたしかに「生き甲斐」転がってました。
共通してハマれるジャンルとか、オタクのお話ができる人との出会いとか。
「わたしの人生もまだもうちょっと楽しいことありそう。生きてみるか」と前を向かせてくれたのもPENGUIN RESEARCHさんあってのことだと感謝しているんです。一方的に。でも本当のこと。
たぶんこんな風に語ると「重い(笑)」だの「大袈裟では(笑)」と笑われるんでしょう。
笑えばいいよ。でも本当のことなので。この気持ちを分かってくれる人間とわたしは仲良くしていくよ。
PENGUIN RESEARCHさん、出会わせてくれて本当にありがとうございます。
すてきな楽曲と演奏、パフォーマンスが大好きです。
勇気と生きる糧をありがとうございます。
毎度このありがとうという気持ちを届けたい!ってなるんだけど、はた迷惑すぎて出禁になったら怖い。
だからこの思いを文字に記しました。
気になった方は7/8(日)に日比谷野音でライブがありますよ。チケット一般受付中。チェックチェック。(・v・)(・v・)(・v・)(・v・)(・v・)
(3000字超えてしまった……。これだから語りたいオタクは……。)